ベニシアさんの映画を見てきました。

NHKで放送してる「猫のしっぽ、カエルの手」でおなじみのベニシアさんの映画を見に行ってきました。
公開されてからもう2ヶ月もたっていたんですね。
近くにある100名位入れるミニシアターでやってたんですけど、連日大入りだそうで一度は満席で見られず、今日リベンジしてようやく見ることができました。
今どき映画館にこんなに人が入ってるのはめずらしい気がします。

ベニシアさんとはもともと英国の貴族だったのが、どうもその水が会わなくて一人インドに旅立ち、その後日本にやってきた方です。
それが今では京都・大原の古民家に手を入れてイギリスらしいワイルドで野趣あふれる庭を作って住んでいます。
その庭やベニシアさんの生活・人生を四季を通して紹介しているドキュメンタリー映画でした。

元々はその庭の様子やハーブを使ったいろいろなレシピ、古民家にどんな工夫をして暮らしているのかに興味があって見にいった映画でしたが、終わって見ればベニシアさんの人生そのものが一番興味深くて面白かったです。

その自然に囲まれてゆったりとした時間が流れる家での暮らしからは想像もつかない、人の何倍も波乱を含んだ人生なのにそれをそのまま受け入れる潔さがとても印象的でした。
どうしたらそんな風に微笑んで暮らせるのか。

雪が降り積もる森の中をご主人と二人でスノートレッキングをしているシーンがあって、木の下でコーヒーブレイクをしているのですが、ポットからコーヒーを注ぎ片手にはベニシアさんが焼いたであろうマドレーヌを頬張るんですね。
マドレーヌですよ。
日本人ならおもわずおにぎり食べちゃうシーン。
しんしんと雪が舞い降りる中、優雅にカルダモンコーヒーとマドレーヌ。
物音一つしない森の中でのベニシアさんの台詞「まるで地球が眠ってるみたい...」
優しく語る口調もその言葉もとてもやわらかでした。

由緒正しき生まれというバックグラウンドを持ち、それを自分の意思で捨てたとしても、豊かな自然の中で素敵なお家に住み、自分の好きなものに囲まれて暮らしている、そんな絵に描いたような素敵な人だったら、さらっと記憶から消えて行っちゃったかもしれないです。
でも一人の女性、母としての試練はかなりしゃれにならないんですよ、ベニシアさん。
そのしんどい部分をあえて公にしちゃってそれでもしなやかに自然と共に生きている。
人間臭さもたっぷりで面白い映画でした。


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by NecotaToran | 2013-11-13 22:13 | 四方山話

神奈川の東の小さな庭で育てる植物の観察日記


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